ひざの関節が痛くなる、動かしにくくなる、主に年齢とともに進行する疾患です。
変形性関節症は原因によって2つのタイプに分かれます。
1.一次性関節症
特に原因となる病気はなく、加齢にともなう使いすぎによって起こるものです。変形性ひざ関節症の多くはこのタイプです。クッションの役割をもつ関節軟骨が加齢により弾力性を失い、使いすぎによってすり減って骨同士がこすれ合って変形してしまいます。
2.二次性関節症
ある病気によって引き起こされるものです。例えば慢性的な痛風(代謝性疾患)による関節構造の破壊や股関節の骨盤側の形の異常などによって起こります。
太り過ぎも注意‼
体重が増えるとひざにかかる負荷が大きくなります。過剰な荷重によって軟骨を傷つけ、変形性ひざ関節症を進行させることもあります。
女性
閉経で女性ホルモン(エストロゲン)が減るとひざの関節を支える筋肉が減るため、変形性ひざ関節症になりやすいと考えられています。
かたよった荷重を長年かけ続けているとひざの関節軟骨がすり減る場合があります。すり減った関節軟骨の破片がひざの関節を覆っている膜の内側を刺激して炎症が起こり、痛みを引き起こします。こういう状態が続くとひざに水が溜まって腫れることもあります。また、進行すると骨が変形してしまうことがあります。その結果、俗に言う「O脚」になります。
レントゲン検査では、関節の隙間が狭くなった状態、骨の端が尖った状態、軟骨の下の骨が硬くなった状態などが見てとれます。
ひざ関節周りの筋力訓練やストレッチ、ヒアルロン酸ナトリウムの関節内注射、ステロイド、電気治療、鎮痛剤などを行います。それでも症状を耐えがたい場合は骨切り術や人工関節術といった手術を行います。
変形性ひざ関節症の場合、体の構造が乱れたことによって起こる筋膜の異常な張力により、局所を圧縮する力やねじる力がかかり続けることによって発生すると考えます。下半身に歪みがあると立っている時にひざ関節の内側に荷重のかかり方がかたよるとひざ関節の内側への圧縮する力が高まってしまいます。下半身の骨を正常な位置関係に戻していくことでこの圧縮力を減らし、痛みの改善に導きます。
変形性ひざ関節症のように器質的な病状においては変形した骨を元に戻すことはできません。しかし、今の膝の状態でなるべく機能を発揮できる状態に調整して行くことは可能であり、その状態を維持していくことは進行を遅らせることにもなります。まだ歩けるからと思って我慢して重症化してしまう前にぜひ当院へご相談ください。我々があなたを全力でサポートします。
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